私と英語 in カナダ

英語×ワーホリ×カナダの現実

英語を話したい大人が学ぶべき方向と順序はこれ!

英語を学ぶ方向と順序

大人になってからやっぱり「英語を話せるようになりたい!」と思う人は多くいると思う。では、英語を話せるようになりたいと思い立ってから最初にやる勉強はまず何だろうか?中学生レベルの文法の参考書を購入して文法と単語の暗記、そして映画や YouTube で英語を聞く事から始めている人が多いのではないだろうか。

残念ながらその順序は大人が英語を話すために英語を学ぶには相応しくない。

今回はなぜそれが相応しくないのか、そして大人が学ぶべき方向、順番を話していきます。

 

英語を話したい大人が学ぶには相応しくない方向と順序(理由①)

大人の間違った英語の学び方

この方向、順序は英検や TOIEC などのテストの為だけであれば全く問題はない。

ただ、海外に行く計画を立て英語を話す為に英語を学んでいるのであればこの方向、順序から学ぶのは不十分である。

この方向、順序での勉強は日本人なら見慣れているし経験済みですよね。

日本での典型的なテストの為の英語勉強の方向と順序なので、テストが終わればすぐに忘れてしまう。テストが終われば忘れることは誰もが経験していることだと思う。

 

単語帳の順番に沿ってただ暗記をするのは短期記憶であって長期記憶ではないので忘れてしまうため英語を話すには短期記憶の暗記では無理がある。これではいつまでたっても話せるようにはならないし、どんなに単語を暗記しても話せる自信はいつまで経っても来ることはなく、ただただ単語が覚えられない自分の頭の悪さに嫌気がさして英語を学ぶのをこの時点で諦めてしまうのが落ちである。

 

英語が話せないのは頭の悪さでもなければ言語を学ぶのに向いていないわけでもない。ただ学ぶ方向と順序を間違えているだけなのだ。そのことに早く気づけば英語勉強を諦めることなく「英語を話す」夢を叶える事が出来る。

 

英語を話したい大人が学ぶには相応しくない方向と順序(理由②) 

大人の間違った英語の学び方

日本での英語勉強はこの方向、順序になる。これは日本人ならお馴染みですよね。
この方向、順序はテストの為の英語学習であればこれで問題ない。
そして子供向けの英語学習としてもこれで大丈夫である。

 

なぜなら、子供の人格はまだ未発達で人生経験もまだ未熟なので断片的に単語や文法の知識をインプットすることは子供にとっては効果的でテストで合格する為にも効果はある。ただ、大人が英語を話したい為に英語を学んでいるのではればこの方向、順序から英語勉強をしていてはいつまでたっても英語を話すことはできない。

 

初めの方でも話しているがこの方向、順序はテストの為の学習順序であって英語を話したい大人の学習順序とは全く違う。

暗記は短期記憶をする為の一時的テクニックに過ぎないので、暗記のテクニックは試験勉強に使うことはできても英語を話せるようになるには短期記憶を長期記憶に変える必要がある。短期記憶を長期記憶に変えるには実際の状況での経験で知識の実証を積み重ねることが必要。つまり、この方向、順序は話せるようになる為の学習には向いていないことは明らかである。 

 

英語を話したい大人が学ぶには相応しくない方向と順序(理由③)

大人の間違った学び方

日本スタイルのこの英語勉強だけで得た英語レベルのまま海外に行くと、「英語には敬語がな」「英語は空気を読まない」「英語には建前がない」という無知な状況におちいってしまう。

 

そして、授業で出た質問と全く同じ質問が現実で起こるのを待ったり、教科書と全く同じ単語が現実で使われるのを待つだけで自分から質問をしたり習った単語や文法を自分から使おうとはしないまま、カンバセーションが終わってしまう。

 

最悪なのは英語を話す為に英語を学んでいるにも関わらず自ら発言はせずに質問されるのを待っていたり、話を聞くだけになっていること。この方向、順序のまま英語を勉強していたら海外で苦労することは確実。私もそれで苦労したから間違いない!
この方向、順序の勉強ではたとえ 6 年勉強しても話すためには十分ではないだろう。

英語が話せるようになりたいのであればアウトプットは必須

それは誰もが理解はしていると思うがそれでも実際にアウトプットする人は少ない。

 

英語は日本語や他の言語と同じようにカンバセーション、コミュニケーションをする 1 つの道具である事を忘れてはいけない。単語を沢山暗記したら、文法をマスターしたらアウトプットしようと考えている人もいるがいくら単語を知っていても文法をマスターしても英語を話せるようにはならない。

その理由は明確でアウトプットテクニックを学んでいないからだ。

 

インプットを死ぬほどやってもアウトプットのやり方を学ばない限り英語を話せる日はやってこない。それが現実である。海外では誰もテストの点数など気にしない。

彼らが気にするのは「あなたがどんなことを考えているのか」「どんな意見を持っているのか」「どんな事を知っているのか」「どんな価値観を持っているのか」「どんな事に興味を持っているのか」「どんな事が嫌いで好きなのか」 あなたがどんな人なのかを知りたいと思っている。

 

試験問題の解き方のテクニックは英語を話す手助けには一切ならない。
英語を話すには英語を話す為のテクニックが必要だ。

 

英語を話したい大人が学ぶべき方向と順序(理由①) 

大人の正しい英語の学び方

これが実際に大人が英語を話す為に勉強する適切な方向、順序。
従来の日本の英語教育で学ぶ方向、順序とは全く違うことが見てすぐに分かると思う。

 

日本では英語を話す必要がないので、塾や英会話の授業であっても誰も積極的に自分から英語を話そうとはしない。そして、日本はインプット文化なので英語勉強でもテストの為にインプットに集中しているが、英語を話したいのであれば世界で特に英語はアウトプットが重要だということを認識して学ぶ必要がある。

 

英語を話したい大人が英語を学ぶには単語や文法よりも先にやらなければならないことがある。それをやらずに単語や文法をインプットしてもそれをアウトプットで100%生かすことができない。

 

私もカナダに来てからインプットを続けていた頃があった。その頃はインプットをアウトプットに生かすことが出来ずに苦しんでいた。正確に言うと生かせなかったというより、どうやってアウトプットしていいのかそのテクニックを一切知らなかったと言った方が正しいかもしれない。

 

カナダに来てもなかなか英語が話せなかった自分が変わるきっかけとなり、英語を話す上での重要な知識を全て教えてくれた先生のレッスンで私は初めてアウトプットのテクニックを学んだ。

 

日本での英会話や英語塾でもカナダで通った語学学校(ESL)でもアウトプットのテクニックは一切教えて貰ったことはなかった。アウトプットのテクニックを知っていれば楽しく楽にアウトプットを確実にして行けるのにカナダの語学学校(ESL)でさえも教えていない事に当時の私は怒りさえ覚えた。

 

当時の私は口から英語を話せばそれが全てアウトプットになっていると思っていた。でも、マンツーマンの先生から本当のアウトプットテクニックを教えて貰って初めてアウトプットとは何なのかを知り、自分がアウトプットを一切していなかったことにを痛感した。

 

口から英語を出す=アウトプット」では決してない。

本当のアウトプットは大きく分けて「文化」「スピーチスキル」「コミュニケーションスキル」「カンバセーションスキル」分けられる。

この時点で既に日本でキーワードとしてだけ使われれているアウトプットのイメージとはだいぶ違うのではないだろうか。

 

英語を話したい大人が学ぶべき方向と順序(理由②)

大人の正しい英語の学び方

この方向、順序は大人の英語学習に効果がある。
なぜなら大人は子供とは違い既に人格が出来上がっていて、文化や習慣、経験もそれなりに豊富だ。だからこそ大人が流暢に話せるようになるには断片的な単語や文法の知識からではなくて具体的な知識と説明、そして自分の文化英語の文化の違い理解することから学ぶ方が全ての英語学習をスムーズに進めていけるだけではく、よりネイティブにより近い大人の英語を話すことが出来るようになる。

 

海外では英語は生活をするための 1 つの道具として日常的に使っている。
日常的に使われる言語は現地の文化や習慣に影響を受けている。文化や習慣に影響を受けていない言語などこの世に存在しない。

 

それにも関わらず英語を習得する上で文化を意識して英語を学んでいる日本人はいない。私も先生と出会うまでは文化を学ぶなど頭にもなかったし、英語は単語に文法、リスニングにスピーキング。それを重ねていけば英語は話せるようになると思っていた。

 

特に大人になってから英語を学ぶ場合、英語の文化や習慣から学ぶことは英語を話していくうえでとても重要な部分になる。「単語量=英語が話せる」には決してならない。英語が話せるようになるには単語と文法、リスニング以外の事をまず学ぶ必要がある。

 

英語を話したい大人が学ぶべき方向と順序(理由③) 

大人の正しい英語の学び方

この方向、順序が大人が英語を話すために必要なこと。
アウトプットテクニックがあるからこそ、自分の英語でストーリーを自由に言える。アウトプットテクニックを知らなければいくら単語と文法を知っていても自分のストーリーを自由に英語で話すことはできない。

 

そして、ソーシャルスキルがあるから英語を話す時に英語を使う完璧な状況を自ら作り出すことができる。日本と英語の文化の違いを知っていればどこで、日本と英語の文化を混合せずにどんな時に何を言えばいいのかが良く分かるので自然な英語を話すことができる。

 

英語の敬語を理解していれば相手に対して失礼な発言をすることはまず無いし、気まずい雰囲気を作らなくて済み物事を円滑に進めることができる。そしてこの方向、順序から学べは海外の友達をつくることもとても楽になる。

 

英語を話す上で重要な事を全て教えてくれ、私の英語が変わるきっかけになった先生から文化、アウトプットのテクニック、ソーシャルスキルそして英語の敬語を学んでからカナディアンの友人が出来るようになった。

 

それまでは語学学校(ESL)で出会った日本人や英語を第二言語として学んでいる自分とは異なる国籍を持つ友人が殆どでカナディアンの友達は友人を返しての知り合い程度の人がいるぐらいだったが、そのカナディアンもが私が話す英語が以前とは変わっていることを指摘してもらえるようになったし、彼らとも深い話ができるようになり知り合いではなく友人と呼べるまでの関係を築く事ができた。

 

もし、文化やアウトプットのテクニック、そしてソーシャルスキルに英語の敬語を知らないままだったらワーホリで来る多くの日本人と同じように私にカナディアンの友人ができることは無かったと思う。この方向、順序で英語を学んだことは私の英語可能性を大きく広げてくれたことは間違いない。

 

最後に...

そもそも子供と大人では英語を学ぶ方向、順序が違う。

それを踏まえた上で適切な方向から学んで行けば風に乗るようにスムーズに目標へと進んで行くことができるが、逆から学べは向かい風で中々前に進むことが出来ず目標に辿り着く前に疲れてしまい途中で諦めてしまうことになる。


子供であれば大人より早く英語(語学)を習得すると聞いたことがある人は多いと思う。そして、それで語学習得を諦めている大人もいるのではないでしょうか。

大人は大人が学ぶべき方向、順序がありそれに沿って学べば実は子供よりも早く英語を習得することができる。子供よりも習得に時間が掛かると思っているのは、大人には大人が学ぶ方向、順序があることを知らずに英語学習をしている事が1つの要因となり英語習得が子供よりも遅いという結果になっているだけのこと。

 

英語を話す為に何十年も英語を学ぶ必要は本当にありません。

日本人であっても、大人であっても学ぶ順番、方向さえ間違わなければ「英語が話せるようになりたい」その夢が叶う日はそう遠くありません。大人であっても英語は話せるようになります!あきらめないでください!